成人ニキビ

成人ニキビ

* ニキビとは・・・
ニキビというのは10代の思春期の頃にできて、この時期が過ぎると普通はおさまってくるもので、ホルモンが過多に分泌して皮脂が毛穴の中に閉じ込められて起きる炎症です。
一般的には20代になると毛穴が成熟して、皮脂の分泌と排出が穏やかになり自然に治っていくものです。
でも20代以降にニキビが現れたら、これは成人ニキビと呼ばれます。
最近エステサロンを訪れるニキビ患者さんには中高生時代からずっとニキビがあった人より、学生時代はきれいな肌だったけれど、20代半ば以降ニキビが出始めて悩む患者さんが全体の70~80%を占めています。

* ニキビの原因は・・・
ニキビの原因はとても多く、社会生活から来るストレスと消化機能障害、それに寝不足や化粧品の副作用、ホルモンのアンバランスなど様々です。
肌を健康でない状態にすると、それがニキビを誘発する原因となります。
一度出来たニキビを取り除かないと、同じところから再発することを繰り返して、結局はニキビ跡を残すことになってしまいます。
いずれ治ると思って放っておくといつの間にか成人ニキビの傷跡と顔にシミを残してしまいます。
またニキビ除去を自分で無理にしてしまうと、ニキビ周りの組織まで損傷させてしまうとか、ニキビを全て取り除くことができずもっと悪化させてしまう事が多いので専門家の手を借りないといけません。
ニキビ跡も丁寧なケアをすれば必ずきれいになります。

* ニキビのケアは・・・
ニキビケアのために一番重要なことは正しい洗顔方法です。
ニキビ肌を拭きすぎたり、無理に角質除去するようなことはさらにニキビを作る原因になったりするので気をつけなければいけません。
そして最後は正しい化粧品を選ぶことです。
成人ニキビの場合、敏感な肌によることが多いのです。
ニキビ肌用化粧品を使うと肌に刺激が強すぎて、かえってもっと肌が敏感になってしまいます。
ですから化粧品を選ぶにも専門家に相談して肌のタイプに合った化粧品を使うのが重要です。

ニキビはもはや青春のシンボルではありません。
10代から50代まで誰にでもできるので、病院で処方される薬や軟膏を使って一時的に抑えるより、確かな診断とケアを行って再発することを阻止することが重要です。
誤ったニキビケアは赤いニキビ跡や毛穴拡張、真皮組織の損傷による傷跡を残しやすいのです。
また紫外線によって色がますます濃くなるとか、老化によって肌の再生力が劣ってくると紅斑や色素沈着が長引いてしまうので、ニキビがひどい場合は専門家の助けを借りて科学的で持続的な治療とケアをすることが必要です。